防水層の劣化
快適な生活をおくるために、建物の防水は最も重要と言っても過言ではありません。したがって、漏水が発生する前に修繕を行う事が大切です。
外壁塗装面の劣化
外壁塗装は見た目だけでなく、内部の構造体を保護するという重要な役割を持っています。
塗膜の劣化やひび割れを放置しますと、構造体の早期劣化につながるので、注意が必要です。
外壁タイルの劣化
タイル面は色褪せもほとんど無く劣化が目に見えないため、修繕は不要と思われている方もいらっしゃいます。
しかしながら、経年により構造体の伸縮やひび割れと共に割れたり、下地から剥離しますし、場合によっては剥落に至ることもあるので注意が必要です。
床防水の劣化
屋上だけでなく、廊下やバルコニーにおいても防水は大切な機能です。
漏水を放置しますと、下階の天井への影響だけでなく、構造体にとっても良くありません。
構造体の劣化
鉄筋コンクリート造の建物では、コンクリート内部に組まれた鉄筋を守ることが重要なポイントです。最初は微細なひび割れであっても、放置し続けますと、鉄筋が錆びて露出してしまう場合もあります。
鉄部の劣化
鉄は非常に錆びやすいため、塗装やメッキで保護する必要があります。
塗膜が劣化しますと錆の発生につながり、そのまま放置しますと補修が困難になりますので、早めの修繕が望まれます。
特に鉄骨階段は避難上も重要な施設なので、注意が必要です。
給排水設備の劣化
給排水設備は毎日の生活で不可欠な存在です。
共用部においては、ポンプ類、配管類、受水槽などの修繕や取替えといった作業が必要になってきます。近年では、給水方式の変更等も多くのマンションで採用されております。
電気設備の劣化
電気設備は目に見えない部分での劣化や故障が多く見られます。
共聴設備や電灯器具の故障や非常灯のバッテリー劣化をはじめ、近年ではライフスタイルの変化に合わせた改修や、省エネルギー化を目的とした改修も増えてきております。
劣化診断
グローバルコミュニティでは、建築及び設備それぞれの劣化診断を承っております。
マンションに限らず、テナントビルにおきましても、是非、改修工事実施の判断材料としてお役立て下さい。